
ウニベルシタス研究所叢書
学生への深い愛情とともに、母校での
「大学職員人生」を貫いた著者が説く
職員力の向上と教職協働の実現
のために何をすべきか
粗にして野だが-大学職員奮闘記-
山村 昌次
著者が語るウソのようなホントの話
著者の大学職員としての生活を育て支えてきたもの、それは、幼い頃のちょっとした優越感や、中高時代に培った発想力、そして若いころから積み重ねてきた成功体験があったからにほかならない。やる気になって、やる気にさせて多くの成果を出してきた著者が語るホントの話が満載である。
「大学力」と「職員力」
大学を評価する時に使われる「大学力」は「職員力」によって支えられている。「職員力」如何が大学の評価に大きく影響する。「職員力」とは何なのか。本書はあらゆることに挑戦してきた著者が、縦のモノを横にしてアレコレ考えアイデアを出し続けて成し得た大学職員の体験談でもある。様々なシーンで「職員力」を発揮してきたエピソードは必読である。
「教職協働」における職員の役割
「教職協働」に必要な教職員間のコミュニケーションの確立には、職務能力のみならず、幅広い視野と人間関係をもつ職員からの積極的働きかけが必須である。これによって強固で良好な「教職協働」が構築される。同時に職員自身がその役割を認識することによって、教員に頼らない教学支援や法人経営を担う職員の職務と責任能力も醸成される。
大学行政管理学会会長を務めた著者が書いた
これからの大学運営を担う事務職員へ
プロフェッショナル職員への
道しるべ
大工原 孝
教職協働実質化実現のためのプロフェッショナル人材の育成
プロフェッショナル職員になるためのヒントやコツを示します。職員として、社会人として、道に迷ったときの道しるべとして活用できるてしょう。
事務職員の風土病からの脱出方法とは。
閉鎖的で内向き指向の強い大学組織において、どうしたら職員の風土病から脱出できて、そのための考え方や具体的方法を提示しながら、世界を視座に「学習する組織」を目指していくことができます。
教育の機会均等と多様性ある社会の実現へ。
貧困を理由に大学進学できない状況を避けるため、教育・研究の中身の充実に向け事務組織のあり方を、総務・人事・財政の視点から探っていきます。
大学を支える教職員の皆さんに
「がんばれ」のエールを送る
大学をいかに経営するか
村上 雅人
高等教育機関である大学には
「日本の将来を支える人材を育成する」
という重要な使命があります。
困ったときは、原点に戻って考える。
大学職員の方々から、大学の仕事は複雑すぎて、
自分が何をしているのかを見失ってしまう
大学の使命である「人材育成」を実現するためには、
ダイバーシティとグローバルが大きな鍵を握っています。
多様性に満ちた環境のなかで学生は大きく成長します。
そして、教育のDXなどを通して、学びの場の環境を整えることこそが大学には必要なのです。